ここは2002年の日記の保管所です。

新しめの日記はこちら


2003年 3月16日

 3月初旬に昨年夏から制作していた某ギャルゲー移植が終了し、とりあえず工場のラインに乗ったと云うことで久しぶりに週末にお休みが取れました。
 特に2月はひどいもので1月間に自宅に滞在した時間は50〜60時間くらいだったと思います。
 あとは会社で過ごしてました。
 数年ぶりに座ったまま意識不明とか、良くても寝袋で3〜4時間寝る。そんな日々を過ごしてしましました。

 まぁ、それはさておき。
 14〜15日に掛けて、骨休めを兼ね、お台場に出来た温泉テーマパーク「大江戸温泉物語(Web)」へ行ってきました。
 定期的に通称「荻窪の西伊豆」「町田の湯河原」などの健康ランドに通っている自分としては新たなる骨抜き所ができるというのは重要なことなので視察といった感じです。

金曜日のお台場パレットタウン付近…
ウソのように空いている

 目的地の「大江戸温泉物語」は東京テレポート駅から無料バスで2分程度。テレコムセンターの横って感じの場所です。
 駅から歩いてもいける距離ですが、無料バスに乗るのがふつうでしょう。

 バスを待っているとぞろぞろ、人が並びだして「やば!平日なのに込んでるのか!」と不安にさせられます。
 真後ろに並んでいた老夫婦がカメラ付き携帯で写真を撮って家族にメールを送っている姿をみて、時代の変わりっぷりを感じさせられました。

玄関前に写真撮影用の足場が!
そうか!観光地なのか…

 さて、数分バスに揺られて目的日到着〜
 もう、玄関からしてテーマパークぶりを発揮! 玄関横のおみやげ売り場からは「大江戸捜査網」のテーマ曲が流れてきて、若干やりすぎ感が漂います。
 玄関をくぐるとかなり広いエントランス。 まずはロッカーに靴をしまって、フロント(カウンター数が10以上あるのは圧巻)に行き、ロッカーの鍵をあずけチェックイン(?)して、バーコード付きの「通行手形」と呼ばれるものを渡されます。(館内のすべての支払いはこのバーコードを使って管理されてチェックアウト時にまとめて精算します)

 次は浴衣を選びます。

通常ではちょっと着たくない派手柄ぞろい。
でも館内ではなじみまくり(かも)

 10種類以上の柄の浴衣が用意されていますが、なんだかどうしたものかといった柄揃いです。
 一瞬、困惑しましたが無難そうな柄を選んでチョイス!
 エントランス奥の呉服屋調の場所で浴衣をもらいます。
 ようやく、入館の準備が完了しました。
 浴衣に着替えてお風呂に向かいましょう〜 って感じです。

何というか…
夜の江戸の町らしい

 さて着替えて館内の奥へ入っていくと、夜の江戸の町(そうなのか?)、「ビィーナスフォート」とか「ラーメン博物館」とかもそうですが、最近のテーマパーク系は建物の中に1つの町を作るパターンが多いですね。
 ココも類に漏れずそのパターンなんですね。 提灯で彩られた江戸の町に浴衣の人々が行き交い、捕り物の声や的屋の声が響くといった感じです。
 通常の健康ランドのつもりで着ていた自分はかなり面食らいました。

 町の中には蕎麦屋、うどんや、お好み焼きにたこ焼き、駄菓子屋に居酒屋などそこそこの数の店が入っており、町の奥にはテナントとは別に飲食店が設置されていて、飲んで食って骨抜きになるにはもってこいといった感じです。(このテナントおよび飲食店に意外な欠陥があるとはこのとき気づくくワケもなかった

 で、メインの温泉ってどこよ?
 と町を見渡すとこんな感じ

メインの温泉は町の中の銭湯

 町の中の銭湯って感じか・・・
 しかし、このほかにも足湯とか、 砂風呂とかあるんですがこれが、町の中の路地を入った奥に存在していて始めていった人は、存在を知らないと絶対気づかないんじゃないかと思うような位置にあります。
 もうちょっと、わかるように看板とか立てましょうよとか思いました。

建物の外にある足湯
お台場のビルに囲まれ独特の風景が楽しめる


 足湯は建物の外にあるためにこの時期は「さむるるる」 とかそんな感じです。
 なので厚手の布製の上着(?) を貸してくれます。
 目の前に広がる風景はどこかの温泉地って感じですが、ちょっと見上げると高層ビルといった風景は他では見られない独特のものでした。
 岩風呂や砂風呂は別料金なのでちょっと入りませんでしたが、次回来たときは攻略したいと思います。

 さて、足風呂で身体を落ち着けたところで、メインの温泉に入りに行きました。
 温泉自体は大江戸風呂(天然湯)、通常、ぬる湯、ジェットバス(?)、露天x2、サウナ、水風呂とそれほど特殊ものは存在していないのですが全体的に広いです。
 今回、様々な時間で3回ほど入りましたが込んでるなといった時間はありませんでした。

 ひとっ風呂浴びたら、おなかが空いてきました。
 とりあえず、町を一周していろんな、食べ物を物色といった感じです。
 まぁ、無難に居酒屋(村さ来)に入って一杯って感じです。

町の中央に建つ火の見櫓
脇にはテーブルが並んでいる

 店の中で食べるというのもできますが、つまみを2、3品テイクアウトして、外のテーブルで、他の店の蕎麦を食べながらといったこともできるので、以外に融通が利きます。
 この辺は縁日みたいで、子供達も大喜びって感じですな。

 このほかにも、やはり温泉につかったあとはごろごろしたいひとのためにも座敷も用意されているのですが…

雰囲気は旅館の座敷…
一気に社員旅行とかそんな雰囲気に…

 大いびきで寝ているおじさんとかいて、なんだか、一気に大江戸から社員旅行とか、町内会の慰安旅行とかそんなイメージになってしまうのであまりオススメできません。

 そんなわけで、 書くこともなくなってきましたが、 今回この「大江戸温泉物語」1泊2日の滞在でかなりダメダメな仕様(?) を発見しました。
 それは、私たちがレストルームで数時間寝て、小腹が空いたので、江戸の町に足を踏み入れたときに異変に気づきました。
 次々と店がしまっていくんですね。
 時間は夜10時くらいなので、通常なら閉店という店も合っても良いと思うのですが、宿泊が可能な施設でこれはちょっと… テナントとして入っている店はともかく、施設内の食堂といった位置づけの店までしまってしまうのはかなりショックでした。
 通常の健康ランド等では、たとえ深夜でも、メニューの限定などはあっても、完全に店がしまってしまうことは無いのですが、ここでは当たり前のようにしまってしまうのです。
 これでは、深夜に温泉につかってビールを一杯とか、小腹が空いたのでちょっとつまみたいといった骨抜き、だれだれ滞在が不可能になってしまいます。
 というか、朝ご飯ってどうなっちゃうの? とか思いパンフを見ると、飲食店は11時開店・・・とか
 ちょっと待ってくださいって感じです。

 こんなダメダメな町ですが、唯一24時間開いている店があります居酒屋(村さ来)です。
 朝定食まで用意してくれています。
 さすがというかなんというか、他も見習ってある程度早くから開店するとか考えてほしいです。
 そうしないと、居酒屋のおねいちゃんが朝忙しくてかわいそうです。


 で、総合して、「悪くないのだが… もう一息がんばってくれ」といった感じです。
 まぁ、お台場で遊んだ後、ここで泊まって帰ると言った使い方が王道な気がします。
 また、現在はオープンしたてと云うこともあり、土日は4時間以上の滞在は1時間延長につき800円の料金が取られると云ったひどい有様なので平日以外は行く価値なしといったところでしょう。


■本日の動物たち■
江戸の町の中央に位置する火の見櫓の脇で川をのぞき込む犬。
といっても首が動くだけの作り物なんだけどね。
なんかいい味出してます。
帰り道に寄った葛西臨海水族園のペンギン
以前来たときより明らかに増えてました。
たくさん居る楽しみ